SSブログ

中国の「みんなで渡れば怖くない!」 [比較文化]

「赤信号、みんなで渡れば怖くない!」というのは、
「ツービート」の漫才で
有名なフレーズだったと記憶していますが、
ここの人たちは、
その「ことば」を彷彿させる車道の渡り方をします。
 

信号のないところでは、
その傾向は特に顕著。
集団で、そろそろと車道に進出し、
車が止まり始めると、
どっとわたる。
 

よく考えると、
ここの運転者たちに
「歩行者保護」
などという考え方は
ほとんど形成されていませんから、
集団のパワーで押し切って渡るしかないと
いうことも言えます。
 

かといって、
日本人の特長をとしてよくあげられる
「チームとしてのパワー」 
というのとは全く異なります。

個々はバラバラ、
でもそういうときだけ、
どっと相乗りしてくるようです。
 

これは、車の運転についてもいえます。
道路を左折する時
すなわち道路を横切って曲がるときです。
※この国は右側通行ですから、
日本でいえば右折に相当します。
 

直進の車が多くて曲がりきれないとき
トロトロと鼻先を押し出してきて、
直進車とすこしでも距離
~あくまでご本人が通り抜けられると思った安全距離があると
ズイっと入り込んでくる。
ぶつかったらお前が悪いとばかりに
いきなり無造作に
突っ込んでくる車も多いです、

方法はいろいろありますが、
直進の車は思わず止まってしまいますから、
その機に便乗して
最初に突っ込んできた車の
後方の車両が
ドドドッ!!!」
横切るあるいは左折し始めます。

これは交差点ではもっと顕著。
そんなところから曲がり始めてはまずいだろ!
というくらい
交差点のはるか手前から、
「ドッ」と数珠つなぎで
突っ込んできます。

 要するに、
「みんなで渡れば怖くない方式」なのです。
 

いや、「怖くない」のではなく、
みんなでやれば、
集団パワーで
相手が「怖い」のですね。

この習慣が
身にしみわたっているといってもいいのかも。

あまりいただけない習慣ですね。 

そこで、
先日の四川省などでおき、
日本だけで報道が異常に過熱した
(ように見える)
『反日デモ』とやら。

その後の日本の報道
「何に抗議しているのかも全く分からないほど狂っていた」。
一部が暴徒化した中国四川省綿陽市の大規模な反日デモから一夜明けた18日、
住民が興奮気味に語った。』(産経ニュース・10/18


などを読んでいると、
日系の店をや車を壊したりしているのは
どうも、「反日」よりは、
「反日デモ」に便乗した
庶民の「憂さ晴らし」
といえるのかもしれません。

「みんなで渡れば怖くない方式」で便乗し、
面白がって破壊行為をする。

日ごろの不満はすこしは晴れるし、
捕まりません。

これなら当局が緊張するはずですね。
ようやく「当局の緊張」図式が理解できました。  

※なお、「反日感情がない」と言っているのではありません。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:仕事

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。