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地震被害に対する感覚の違い [比較文化]

今回の東日本大震災、ほとんどの犠牲者は津波によるものでしたが、
このことに関して、何人かの中国の友人と
私の感覚は違います。

私の感覚は「悔しい」。
中国の友人の感覚は、「天災だから仕方がない」

私だけでなく、多くの日本人も同じ感覚をお持ちなのではないかと思いますが、
「あれほど強烈な地震でも、建物の倒壊などにより犠牲になった方は
きわめて少なかったのは、これまでの日本の対策は間違っていなかった。
技術が証明されたのだ。そして、せっかく多くの人が助かっていたのに、
その後津波で・・連れてかれてしまった。だから悔しい」。

原発の良しあしは別として、
原発の事故で、厳しいことを多くの方が発言しています。
その根底には、前記と同じ論理の「悔しさ」があるのではないかと思います。

この感覚の違い、いわば気質の差が
現在の中国人と日本人との差の一つなのではないか
と思うのです。

日本は中国にGDPで追い抜かれ、
「そのうち負ける・・」みたいな論調がありますが、
私は違うと思います。

もちろん中国の人のバイタリティ、
勝負強さはしぶといものがあります。

でも、まだ残念ながら、基礎ができていないように思います。
日本人が気を抜かなければ、
現在の差は、少なくとも30年間くらいは縮まらないように思います。

天災に対しても、不条理だと思うようなことに対しても、
日本人は「悔しい」という感覚を持ちます。
それが、「改善」を生みし、
「もっとよくしてやろう!」という気概を生み出します。

日本人の底力とはその点ではないでしょうか。

たぶん、もっともっといい国ができるような気がします。
そして、そうならないといけないと思います。

日本、加油!


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