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土豪(tuhao)という流行語 [真的。]

私が、中国語としてこの言葉を初めて聞いたのは、わずか1カ月くらい前である。

もちろん昔からある言葉であるが、

最近、ちょっと違う意味に使われ始めた。

そして今、流行語大賞が中国にあるのなら、

必ず受賞しそうな勢いで使われている言葉である。

今までは、似たような使い方をする言葉では

汚職にまみれた役人の「贪官」(tanguan)があった。

 

意味にあう最適な日本語は思いつかない。

「成金」が近いが、もっと意味が悪い。

桃太郎侍ではないが、

「ひと~つ 人の世、生き血をすすり、ふた~つ 不埒な悪行三昧、みぃ~つ 醜い浮き世の鬼」

のような人たちと言ったほうがわかりやすいかもしれません。

ちょっとひどすぎるかな・・・

でも庶民からみれば、桃太郎侍に切られてしまいそうな人のことだと思います。

 

この101日からの7連休(国慶節の休み、十一長暇)と土豪に関するニュースの一例。

 

“黄金周”国人伦敦扫货 令中东“土豪”汗颜 

(ゴールデンウィーク中、中国人はロンドンで、中東の金持ち(土豪)が汗顔にさせるように買いあさった)

据英国《每日邮报》报道,在中国的国庆长假期间,英国的高端品牌店内随处可见中国游客的身影,

(イギリスの《DAILY NEWS》の報道によると、中国の国慶節長期休暇期間、イギリスの高級ブランド店のあらゆる場所で

中国人旅行客の影があった。)

 

下記のURLMSN中国の記事へのリンクだが、出典はどこのメディアか不明だが、

中国のあちこちのネットニュースにそのまま転載されています。

http://luxury.msn.com.cn/luxurynews/industry/201599.shtml

 


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外国人から社会保険料 [真的。]

2013年7月9日付の日本経済新聞(電子版のみ??)記事に、

『中国、外国人から社会保険料 主要25都市に広がる 進出企業負担重く』という記事を

遅ればせながら読んだ。

2年くらい前に案内があったので自分も知っていたが、

この海辺の街も、日経新聞に載っている

主要25都市とやらの中に入っている。

ただし、私は未だ払っていません。

なぜか?

この街では、義務化されていないのです。

『必要だったら払ってください。』

というスタンスだったのです。

その後何も通達が来ないから、そのまま放置状態。

でも確かに義務化されたら、

負担は大きいですね。


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中国で企業が支払う税金の話(2013年9月更新版) [真的。]

うちの会社のような中小企業レベルの話です。

合資の企業や国営企業はよくわかりませんが、

今支払っている税金を列記します。

1)増値税

2)関税

3)印花税

4)教育付加税

5)都市建設税

6)法人所得税

7)業務税付加

1)は有名です。日本の消費税に相当します。
普通の企業は17%。
これには普通増値税などがあり、税率が6%とか7%とか
異なる税率があります。
だから日本が大騒ぎしている消費税率なんて
かわいいものです。
ちなみに輸出時、日本では消費税は不要ですが、
中国では、輸出でしっかり増値税をとります。
但し17%も課税すると明らかに輸出競争力が失われますから、
退税(戻し税)という措置があります。
輸出するものによって、この退税率が異なります。
私の会社の場合、製品の多くは13%の退税率です。

     数年前一部プラスチック成型品などの退税率をゼロにしたことがありました。

     これは、ダンピングなどと言われて

   輸出を制限した時に行われました。時には輸出規制に使われていたりします。


中国の輸出企業は、「提示した見積の利益率はたったの20%です」といっても、
実は17%をそのまま課税して見積もりを出してきますから、
退税という利益が別途入ります。
すなわち13%の退税率の製品なら、
税込100円の輸出品については、
計算上はあとで13円戻ってきます。
すなわち20+13=33円の利益があることになり、
利益率は33%なのです。

とはいっても、計算上まるまる戻してくるほど
中国の税務局は良心的ではなく、
かつ、戻ってくるのは3カ月~半年後。
※これは税務局関連のコンサルタント会社のようなものに手数料を

  支払ったケース

  もしケチれば、いつ戻ってくるか??
この手数料も一種の税金をといえます。

※この退税、日本的には雑収入で戻すとかそのまま退税という名目で

  利益に算入されそうに思います。実は私も思い込みで勘違いしていましたが、

      ただ、損益計算書上にはそういった項目はありません。
 銀行口座には当然戻ってきますが、数値が反映されるのは
バランスシート上のみです。

  なんとも不思議な処理です。
 損益表が赤字であっても、輸出企業は退税という裏利益といってもよい

  お金が残っているのです。

  ただ、額面通り13%戻ってくるわけではありません。

  いろいろテクニックがあるようです。


※来料加工貿易という方法がありますが、
実はあまりメリットがないようです。
それは、一定の利益率をキープしろと
税関から指導される(加工費をきちんとたくさん取れという指導)
ということもありますが、
さらに、現地企業にとっては、
①輸出品について、退税措置が受けられない。
まるまる17%増値税を税務署に徴収される。
②仕入れに課税されている増値税を控除できない。

②のほうが問題が大きいのですが、
結局、現地仕入材料の価格が税込となりますので、
材料原価が高くなり、
輸出価格を高めに出さざるを得ないということになります。

2)は説明不要ですが、輸入のブランド品は日本より高いです。
だから中国のお金持ちが海外に旅行に行くと
ブランド品を買いまくるという状況になります。

3)これは、おそらく日本の印紙税に相当すると思います。
金額はたかが知れていますが、名称から「何これ?」と驚きます。

4)これが企業で働く外地人(外来者)子弟のための教育税か?
とおもいきや、ただの教育という名前を冠した税金でした。

※今の中国は、全国同一の義務教育を
無料で受けられる体制ではありません。
本籍地主義というのでしょうか?
本籍がその地域にある人を本地人、
それ以外の人を外地人と区分けします。
そして義務教育については、
本籍地の本地人が無料で受けられ、外地人は受けられません。
無償の教育を受けたければ、
「本籍地に戻れ!」ということなのです。
面白いというか無神経というか、
さらにお金を払えば、
本地人と同じ学校に行けるのではなく、
違う私立の学校に行かなければなりません。

  ※最近は、親が当地で社会保険料とか払っているなど

 
 一定の条件を満たせば、効率に入れるようです。(当然第一子のみ)

   しかし今年2013年の小学校入学(9月)は異常でした。

   小学校のキャパシティを大幅に超えた外地人の入学者がいたのです。

   5000人以上の子どもが入学できないなんて状況になったのです。

   去年までは特に問題はなく、上級学年にも余裕があり、

   一年生のみの現象でした。

 

 

  

5)これは文字通りの都市建設税です。

6)法人所得税率は25%と日本より安くなっていますが、
ほかに支払わされている税金を計算すると、
企業の支払う税金の総額は決して安くはありません。
最大の特徴は前払いということです。
決算後に払えばよいのではなく、
期の途中で、黒字が出ていれば徴収されます。

決算が赤字あるいは業績が悪化し決算時の利益が少なくなれば、
当然税金の払いすぎが発生します。
ところが精算され、払いすぎた所得税が戻ってくるのは、
半年後になるとのことです。

※ちなみに優遇措置はすでになくなっています。


 

7)これが一番アヤシイ税金と私は思います。
顧問の会計士に説明してもらったところ、
「税内税という。」
ともっともらしく説明されました。
国税ではなく地方税で、
地方政府で自由に設定できるとのこと。
私のいる海辺の街は7%とか。
では何の税の中に発生する税金かというと、
前述の増値税の退税。
ようやく戻ってきた増値税の還付金に対し、
7%を課税されてしまいます。
2009年くらいから目立つようになりました。
ちなみに、これは企業の利益に関係のない税金で、

  毎月の輸出金額と仕入金額の比率の差が大きいとがっぽり持ってかれ、

  払い過ぎても、後で調整はなしです。

  なぜ・・・?というと、

  税理士の話では、

  本来戻ってこない増値税の還付金に課税なのだから構わない!

  (なんという屁理屈・・と言いたくなりますよね)

8)売上税は、1%とか。これから課税されるらしいです。
利益に課税されるわけではないので、
これもコストとしてとらえる必要があります。

税金ではないですが、ほぼ税金といってもよいもので、
地域によってはかなりの経費増になるものがあります。
日本でいう社会保険です。
ちなみに上海市はとても高いと聞いていますので注意が必要です。

日本の税務署も「とれるところからとる」
ということで批判がありますが、
中国の税務署はもっと「えぐい」ですね。
彼らの精神構造が、先ずお役所が民間企業に対してもボスであるという感覚。
取れるところから国家のための税金を徴収するというのではなく、
自分たちの懐を潤すために、とれるところから取る。

というスタンスといっても過言ではないでしょう。


「税は国家なり」といいますが、

その点からみると、とても残念ですが

まだ、この国は、きちんとしていない国家ということが言えそうです。


 


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CHINAリスクと中国移民ビジネス [真的。]

日本ではなじみのないビジネスですが、

ここ中国のお金持ちには、

なじみのあるビジネスのようです。
 

私が住んでいるマンションにも

時折チラシが放り込まれますので知りました。


試しにインターネットの検索エンジンで「移民」と検索してみると、

Google日本版で検索しても、

移民ビジネス業者などは、

まったく出てきません。

しかし 

中国で一番有名な検索エンジン

「百度」(baidu)で検索すると

ザッとこんな感じ。(下記写真)

yimin.jpg 

 出てくる国名は、

    カナダ

    アメリカ

    シンガポール

    マレーシア

    オーストラリア

    アメリカ

    ニュージーランド

    英国

    日本

    ドイツ

 

一番人気はたぶん、カナダです。[わーい(嬉しい顔)]

お金をだせば確実に移民できます(中国では投資移民と呼びます)し、

アメリカとは陸続きですから。

で、この移民には前記したように「投資」という条件が付きます。

すなわち、相当のお金を払う必要がある。

だから仲介ビジネスも成立するのでしょうが、

問題はこの相当額のお金を 

    誰が準備できるのか。

    どうやって準備したのか。

であり、

    どういう人々が準備できるのか?
あるい
はできたのか?

 なのです。

少なくとも、

中国に何かトラブルがあれば、

この国に残るのは

特権で「甘い汁」を吸っていなかった真面目な人々、

あるいはお金のない農民や一般民衆だけ

という可能性があります。 

実際既に問題を起こして

逃亡してしまった人も多くいますが、

彼らは事前にちゃんと準備できていたのです。

いざという時の、リスク管理がしっかりできているんですね。[がく~(落胆した顔)]

 

● 下記は、現代中国事情を理解するのに素晴らしい記事です。

中国はなぜ?そうなの?の背景が良く理解できるようになります。

 

 


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井底之蛙,不知大海。 [真的。]

井底之蛙,不知大海。

人民共和国之人民,不知大世界。

井の中の蛙、大海を知らず、
中華人民共和国の人民のほとんど(政府高官を含む)は、世界を知らない。
と言っているだけなのですが、
ある意味、ほとんどの中国人民は、情報的に「(いなかっぺ)と言えるでしょう。

大海を知っている人の比率はよくわかりませんが、
多くても10~20%?。

知る方法が限られていますし、
今の生活を大事にして、
「見ざる、聞かざる、言わざる」でいる人も多くいるでしょう。
※かつて非常に暗い時代があったこの国に住む人たちですから、
それはダメだと否定、非難は外国人としてはできません。

カルロス・ゴーン氏は、
世界経営者会議で
「両国は利害が一致しており、経済面での深化は進むだろう」
と述べたと日本経済新聞に掲載されていましたが、
よく中国を知る日本人は皆そう思っているでしょうし、私も同様。

ただ、肝心の中国人民が、
前記のように「
井底之蛙,不知大海」ですから、
その「利害が一致している」ということを知らないし、
知ることができる状況がない。

だから、その知ることができる状況をつくってあげることは、
日本政府としては非常に大事です。

WEBの日経新聞中国語版は最近頑張っていますが、
日本政府がもっとどんどん広報すべきですし、
前も書きましたが、
日本に来る中国人には、
そういった広報パンフレットを渡すことも必要でしょう。
※彼らの多くは団体旅行できます。
せっかく日本に来ても、
中国人だけの世界で過ごし、帰っていきます。
だから「深いところ」の日本を
感じないで帰ってしまうのではないでしょうか?

先日バンコクに出張してきました。

前回は夜着いて、翌日の夕方にはマレーシアに飛ぶと
いうような感じでしたからよくわかりませんでしたが、
今回は数日滞在し、
一人でもだいぶ歩いて、中国との差がわかりました。
※でも数日の旅行ですからまだまだ表面的感想ですが。

経済状況、一人当たりGDPなどの話ではなく、もっと感覚的な差です。

それはやはり、精神の問題なのだと思いました。

タイランドは、「熱烈仏教国」のようですから、
日本ほど自由度はないでしょうが、
それでも、やはり政治的にも自由だし民主主義国家。

宗教的に厳しそうですから、
その意味では国民に一定のモラルがあり、
節度のある自由があるように思いました。
そこに文明を感じたのです。

かたや中国の民、
確かに政治を離れたところでは、
かなり享楽的に自由に遊んでいる人たちはいますし、
それなりの発言もできているようです。

ただ長年住んでいて感じていたのはやはり政治的、情報的窮屈さです。

そこにバンコクの人たちほど、自由さや、精神的豊かさが感じられないのです。

やはり、なんだかんだと言いながら、
周りを気にし、政治を気にし、緊張感があるのではないかと思います。

共産党に壊されたという方もいますが、
あの中華文明が消えてしまっているといってもいい。
バンコクにはあり、
中国にはあまり見当たらないもの。
それは精神的な豊かさがもたらす文明といってもいいでしょう。

少なくともアジアでは尊敬されていた文明が、
今は消えてしまっているのです。

かつて歴史学をかじり、考古学を専攻していた私にとっては、
悲しい限りです。


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